2013年3月21日木曜日

新指導要領 「文型」→「文構造」

今回の中学・高校の新指導要領では,「文型」という表現を避け,「文構造」とするとのこと。一見,誤解を受けそうですが,これは,第1文型~第5文型まで,文の型を5つに分けない,という意味でなく,SVOSVOCなど5種類の文構造の指導は残ります。 
例えば,設問で言うと,

He gave me a present.

という文について,主語,動詞,目的語などの要素を考えさせたり,SVOOなどと構造を考えさせたりする問題は可能です。

しかし,He gave me a present.という文を,「第何文型か書きなさい」という設問はなくなるということでしょう。わたしもこれは良くないとずっと思っていました。そもそも,1か2か3かの数字を答える意味がないと思います。つまり,mea presentgaveの目的語だと理解している生徒が,SVOOは第3文型だっけ?第4文型だっけ?第5文型だっけ?と悩むのは無駄だと思うのです。

個人的には,英文を理解したり英文を書いたりするのに「文構造」を理解することはとても重要だと思います。

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