「thatは省略されることもある」
「thatは会話ではよく省略される」
という解説があり、I think (that) he is a good player.のような、thatをカッコでくくった例文が続く。
しかし、これだけではどんな文でthatを省略するのかがつかめない。「こともある」ということは普通はいるの? 「会話」って?
結果的に特に不要なthatをわざわざ空所に入れさせたりする問題が作り上げられてしまいます。
e.g. I hope ( ) you like it. 答え:that
実際、I hope you like it.やI think he’s right.では普通thatは言わないし、Did
you know that Jim has started his own business?のような文ではthatを入れたくなるでしょう。
では、どんな文ではthatは入るのか? そんなルール化はせず、thatのない自然な英文、thatを入れたくなる自然な英文を、とにかくたくさん吸収するのが一番です。例えば50文ずつ、100文ずつでもいいです。そんな中高生レベル(特に中学レベル)の自然な英文を大量に集めた教材、そろそろあってもいいのでは?
・・・と、わたしはここ何年かあちこちで、中高生レベルで文法別に大量の自然な英文を集めた例文集を作りたいと言っているのですが、なかなか実現しませんね。アピールも足りませんが。そのまま実践で使える自然な英文のみ掲載、というのが主目的ですが、中(高)生レベルなのでネイティブに書いてもらうよりも、学校文法を熟知した日本人が書く方がよいのです。