2012年8月4日土曜日

日本帰国&No, thank you.

しばらくご無沙汰してしまいました。

実は,5年間のニュージーランド生活に(一旦)終止符を打ち,家族共々6月に日本へ帰国しました。
現在,東京都杉並区に新居を構え,また新しい生活を始めております。
今後も,海外在住経験を生かして日本の英語教育を応援していきます。
引き続きよろしくお願いします!


早速,ネタを一つ。

中学英語や初級英語などで見られる,典型的なこのやりとり。

Would you like something to drink? -- No, thank you.
解説:断るときはNo, thank you.と言います。

でも,実際の英会話の場面では"相手の好意"に対してストレートにNoと言うときつい感じがします。
Thanks, but I'm fine now.
Thank you, but I've just had ...

相手の好意に対するお礼を言ってから,不要である理由を簡単に沿えるのがマナーです。

同様に,
Can I use this pen/computer? -- No, you can't.
などの応答も定番ですが,愛想がなさ過ぎます。

シチュエーションによりますが,
Sorry, but you can't. I'm using it now.
など,Noを言わずに答える言い方が多くあります。
断るのが申し訳ないという気持ちが少しでもあれば,Sorry, but ... と言えばいいのです。

欧米人はYes/Noをハッキリと言う,とよく言われます。英米で若干の違いはあるかもわかりませんが,それはビジネス上など,Yes/Noをはっきりと伝えなければならない大事な場面でのことのはずです。質問内容や相手(目上の人など)によってふさわしい応答があります。相手を敬う気持ちから来る表現は,日本語の敬語の感覚でよいのです。