無生物主語つながりで,一つ思い出しました。
わたしのお気に入りのテレビ番組にAntiques Roadshowというイギリスの番組があるのですが,日本の「なんでも鑑定団」に似ていて,鑑定士がイギリスの各地をまわり,地元の人が骨董品を持ち寄って鑑定してもらいます。
がらくたもあれば非常に価値のあるアンティークもあり,会話の最後の鑑定士による推定の値付けがドキドキし,それを聞いた所有者の反応も面白いです。
この番組が好きな理由は,イギリスののどかな風景やイギリス英語が楽しめると同時に,「受動態」がふんだんに聞けることです。
会話は鑑定士と骨董品の所有者との間で交わされますが,「物」が主体なので,必然的に無生物主語の受動態の文が多く,It was given to me ... やI was given ... など,普段の日常会話では滅多に使われない表現まで堪能でき(日本の英語教材ではよく不自然に使われますが・・・),受動態のリスニング素材としてとてもよいと思います。
レベルはTOEICでいうと800以上と推定しますが,画面に出てるオブジェクトについてひたすら話しているので,トピックすら推測できないという事態はありません。また,家族の説明や日本を含む世界各国の歴史など,会話の内容はある程度決まっているので,ほどよく推測ができるのも良い点だと思います。
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