中学1年の超基本の会話表現:Nice to meet you.
これを使う正しいシチュエーションがわかっている人,厳しく直すネイティブスピーカーは意外と少ないのかも知れません。
たとえばこんな会話。
A: Excuse me. Could you tell me how to get to the station?
B: Oh, I’m going there, too. Let’s go together.
A: Thanks.
B: My name is Kayo. Nice to meet you.
A: I’m Ben. Nice to meet you, too. Are you a student, Kayo?
B: Yes, I am.
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道を聞かれて一緒に駅へ行くという,まあよくある(教材用)場面です。高校入試でも見かけます。
KayoとBenは初めて会ったので,「はじめまして」というわけですね。でも,このシチュエーションでNice to meet you.はおかしいのです。
そもそも日本人同士の場面に置き換えると,名前は名乗らんだろう,というツッコミもあるでしょうが(笑),そこは教材用と割り切ったとしても,ここで「はじめまして」とは言いません。さらに,本来の意味「あなたにお会いできて嬉しいです」と考えると,ますますおかしな会話です。
つまり,Nice to meet you.は前もって知っていた人や噂に聞いていた人,約束をしていた初対面の人,パーティーで友人の家族を紹介されたとき,そして中1の教科書冒頭のような,新学期で初めて会う英語の先生やクラスメートのような,出会うことが決まっていた人などに対して適切な表現なのです。ですので,上記のような,会う予定でなかった突然の出会いでNice to meet you.はおかしいのです。
つまり,Nice to meet you.は前もって知っていた人や噂に聞いていた人,約束をしていた初対面の人,パーティーで友人の家族を紹介されたとき,そして中1の教科書冒頭のような,新学期で初めて会う英語の先生やクラスメートのような,出会うことが決まっていた人などに対して適切な表現なのです。ですので,上記のような,会う予定でなかった突然の出会いでNice to meet you.はおかしいのです。
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